②失敗してしまったら「良かったね」と言う
上手くいったら「良かったね」だと思うけど、失敗しても「良かったね」って言うの?
と不思議に思うかもしれません。
・チャレンジする気持ちを持ち続けて欲しい
・どんなことも、良い部分に目が向けられるポジティブなマインドを持って欲しい
そんな思いを込めて、あえて失敗した時でも「良かったね」と声をかけています。
もちろん嫌味な感じにならないように気をつけていますよ。
「失敗は、できることに一歩近づいた証拠だから良かったね。」
「この方法だと、上手くいかないことが分かったから良かったね。」
「牛乳こぼれちゃったけど、ついでに床の雑巾掛けができて良かったわ」とかも(笑)。
日々こんな感じで声をかけています。
何か上手くいかないことがあると親はついつい「あーあ」とか、「だから言ったでしょ!」とか、言ってしまいがち。
本人が「チャレンジしなきゃ良かった」、「親が言った通りにしとけば良かった」と思うような声かけはしないように気をつけています。
私たちには、失敗する権利がある
そういえば、今年会社に入社した新卒社員の子が、入社式の代表挨拶で
「私たちには、失敗をする権利があります」
と言っていたのが印象的でした。
ホントーに、その通りだと思います。
若いうちから、そのことが分かっているって素晴らしいし、羨ましいなと思います。
私自身幼いころから、誰に言われた訳でもないですが「失敗は恥ずかしいこと」
と思い込んでいました。
社会人になったらそりゃもう毎日失敗の連続で、「もう消えて無くなってしまいたい」と思う日もたくさんありました。
「失敗は、チャレンジした証拠」
「失敗は、成功と同格」
ものすごく時間がかかりましたが、そのようにマインドセットできてからは、ずいぶん生きやすくなりました。
もちろん学生の頃とは違って、社会に出てからの失敗は、相手に迷惑をかけてしまう、という比重がどうしても大きいですよね。
「私、失敗する権利あるんで」と頭で分かっていても簡単に気持ちを切り替えられないこともあると思います。落ち込んで当然。
でも、そういう失敗を繰り返しながら、「自分はどんなことで人に貢献ができるのだろう」と探っていくのが社会に出てからの醍醐味でもある。
だから子ども達にも、早めに気持ちを切り替えて、前に進む力を身につけて欲しいな、と思っています。
そして、子どもを見守る大人の方も、失敗に寛容になれる心の余裕を持っていたいものですね(←てかこれが1番の課題)。