より良い自分であるための練習帳

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【小学生ママ】だんだんと親の「手の内」から離れていく我が子にできること

先日、息子は初めての親無しでのお出かけにチャレンジしました。

もちろん、1人切りで遠くに出かけたわけではなく、サッカースクール主催のバスツアーに参加した、という形です。

コーチ達とスクール生の希望者だけで、バスで愛知県内の某老舗テーマパークに行き、遊んで帰ってくるというもの。

息子は、

「絶対行きたい!」

と、開催が決まった二週間前からもう楽しみで楽しみで。

仲のいいお友達は残念ながら不参加だったのですが

「別に1人でも全然いい!」

と言って当日を心待ちにしていました。

赤ちゃんの頃から場慣れするのが遅く、引っ込み思案キャラだった息子なので、親や友達がいなくても飛び込んでいこうとする姿に、

「たくましくなったなぁ」

とシミジミ。

当日も、私の方を振り返ることなく、意気揚々とバスに乗り込んで行く息子。

どうかどうか、楽しく過ごせるといいなぁという思いで、ドキドキしながら送り出しました。

 

夕方、帰って来た息子を出迎えると、あれ?あんまり浮かない表情…

「おかえり!どうだった?」と聞くと、

「楽しかった…」とポツリ。

絶対ウソやん?と思いましたが笑、それは口に出さずにグッと飲み込みました。

夕食中も、あまり思い出話を語らず。

「たくさん歩いた」

「(昼食の)カレーは辛かった」

とだけ、教えてくれました。

具体的にどんな感じだったのかとても気になりましたが、こちらも根掘り葉掘り聞かず、そっとしておきました。

初めての経験で疲れたかな?

思い描いていたお出かけと違っていたのかな?

楽しんで来て欲しいと願っていた分、親としてはちょっと切なくて。

子ども達が寝た後、旦那さんと話す中で、旦那さんは、

「まぁ、どんなことがあったとしても、それも経験だろう」

と。

何か親の耳に入れておくべき出来事があったのなら、きっとコーチから連絡があるはず。

それが無いのなら、親が知ろうとしても仕方のないこと。

そうですよね。

これからは、どんどん親が知らない時間を過ごすことが増えて、その時間の中で良いことも嫌なことも経験していくんだなと改めて実感しました。

誰と仲が良いとか、その日はどんなことをして遊んだとかを、先生から聞くことができた保育園とは違い、小学校に上がると我が子の学校生活の情報はグーンと減ります(特に男子!)。

昨年の春に息子がくれた桜の花

そう、だんだんと、親の「手の内」では生きていない時間が増えてきているんだな〜。

そんなことを言っていると、思春期・反抗期の子どもを持つ先輩ママさん達から

「まだまだ!この先そんなもんじゃ済まないわよ!」

と叱られそうですが笑

できることなら我が子には毎日を楽しく過ごして欲しいと、親なら誰しも思います。

でもなかなかそうはいかないのが人生で、辛いことから学びがあるのも人生で。

多感な小学生期。

学年が上がるにつれて親に言いたくない、知られたくないことも増えてくるんだろうな。

ゆっくりゆっくり、親の手の内から離れつつある息子。

寂しさもあるけど、着実に成長している証拠。喜ばしいことと思わなくては。

でも、本当に辛い時、苦しい時には、「心の基地」になってあげられるようにしたい、そう思います。