栄養相談、栄養指導の現場に入るようになって、一番思うこと。
それは、もうほんとーに月並みな言葉ですが
「みんな毎日を一生懸命に生きている」
ということ。
当たり前ですが、誰も不健康になりたいわけではないんですよね。
じゃあ、健康のために生きているのかと聞かれたらたらそうではない、と思います。
おそらくほとんどの方が、幸せになるために生きていて、そのための土台として健康があるんですよね。
だけど、幸せのため、家庭や暮らしを守るために必死に仕事をして、たまの休日でストレス発散して。
その代償でライフスタイルが乱れて健康を害してしまっているという状態。
本来人間は、朝明るくなったら起きて、三食食べて、適度に運動して、暗くなったら寝る。
このリズムがある程度守れていれば元気に過ごせるハズですが、
・朝食を食べる時間がない
・昼の休憩もままならない
・仕事時間が長かったり家が遠くて夜遅くに夕食を食べる
・忙しくて運動する暇がない
・ストレスで暴飲暴食してしまう
という方はとても多くて。
若い頃は何の問題もなくても、年齢を重ねてくると体調に支障をきたしがちです。
また、私達が便利な暮らしを享受している裏側で、それを実現させるために早朝から働く人、逆に夜中に働く人もたくさんいます。
本来は人間が寝ているはずの時間に働く方々も、同じく健康の問題を抱えています。
そしてそして、見た目や美味しさだけを追求した食品が溢れていて、いつでもどこでも手軽に食べられる。
すべて自己責任、自己管理、と言われたらそれまでですが、
「生きるために、幸せになるために毎日一生懸命やってる」という気持ちに寄り添える管理栄養士でありたいなと思います。