子どもを持った時に「きっと恐ろしい世界に違いない!いらない!」と思い込んでいたもの。
なのに知ってみたら「こんなありがたい世界あったんだ〜!」と開眼したもの。
それは「ママ友付き合い」でした。
ネットやテレビの影響からか、常識観の違い、嫌がらせ、マウント…、なんかとてつもなくドロドロして面倒なものだと思っていましたが、そんなことは全然なく。
昔からの友達とは、またちょっと違う関係のママ友。
この、子ども同士が繋げてくれた程良い緩さのご縁に、たくさん支えられてこれまでやってこれました。
もちろん、どんなコミュニティにも色々な方がいるので、「あんまり気が合わないけど子どものために」と無理をする必要は全くありません。
自分が心地良いなという範囲でお付き合いできれば「育児期の協力者」となってくれる有難い存在のママ友。
かつての私のように「ママ友作るってなんか怖いしめんどくさい」と思っているママさんの参考になれば良いなと思います。
※ここではママ友の定義を「会えば世間話をする程度以上の方」としてお送りします。
ママ友を持つって良いな、と思うこと
自分では気付けない我が子の良さに気づいてくれる
何を差し置いてもまずコレです。
育児はいかにして他者の視点を借りられるかが重要なのだと、ママ友の存在によって気付かされました。
自分だけ、もしくは夫婦だけで子育てしていると、我が子への思い入れや理想が強過ぎて「できないこと探し」をしてしまう時ってないでしょうか。
「もう3歳なのに××ができない」「まだ△△がやめられない」
そんな時に「〇〇君は、手先が器用だよね」「絵を描く時の色合いが上手だよね」と、私からしたら「そうなの?全然気づいてなかった!」みたいなことを教えてくれるんですよね。
親の私からしたら普通なことも、周りからしたら「それって素敵だよ」ってことたくさんあるんです。
自分自身が周りの子どもを見てすごいって思うのと同様に。
「軽く褒められたってそんなのお世辞かもしれない」って思うかもしれません。
確かに本心で言っている保証はないですよね。
でも他人を褒めるって、意外とエネルギーがいるものです。
そのエネルギーをかけてまで、良いところを伝えてくれるのだから、褒め言葉は有り難く受け取って育児の糧にしましょう♡
褒めるいかずとも、「この前こんなことして遊んでたよ」など、親の私が見ていない時の我が子の姿を伝えてもらえるだけでもとても貴重だなと思います。
ママ友とのお付き合いの中で気をつけたいな、と思うこと
①悪口・陰口を言わない
これはもうママ友に限らず全ての関係性において言えることですが、誰かの悪口・陰口は絶対にNGです。
特にママ友同士の情報網は、光ファイバーのごとく超高速。
どこでどのように伝わって、相手を傷つけてしまうかわかりません。
これは人に対してだけでなく物やサービスに対しても同様。
自分が気に入らなかった商品を、他のママ友の1人はとても気に入っているかもしれないし、家族が関連企業で勤めているなんてこともあります。
たとえ悪く言ったつもりはなくても、受け取り手によって解釈の違いもさまざまなので「悪口言ってるな」と思われてしまうこともあるので気をつけたいなと思います。
②子ども同士が繋いでくれたご縁ということを忘れない
住んでいる場所も近いがゆえに、学生時代の友達よりも頻繁に会う機会があり、近況報告や情報交換もしやすいのがママ友というもの。
気が合って心が許せるママ友ができると、その存在は育児期の大きな支えになります。
ただその存在感が自分の中で大きくなり過ぎると、時としてモヤモヤしてくることもあるかもしれません。
休日のお誘いを断りきれず家族水入らずの時間が減ってしまったり、他のご家族と遊んだと聞くと切なく感じたり(私は当初こういうモヤモヤがあ多々ありました)。
子どもの交友関係も流動的なので「最近ウチの子は〇〇ちゃんと遊ばなくなったな…せっかくママと仲良くなったのに…」なんてことも良くある話です。
「せっかく仲良くなったママ友との関係を大切にしなきゃ!」と思えば思うほど、我が子より自分の思いを優先してしまうことになりかねません。
当然ながら子ども同士の関係も日々変化するし、自分もママ友もお互い様々なコミュニティの中で生活をしています。
自分が可能な範囲のお付き合いで十分。
元は子どもが繋げてくれたご縁ということを忘れなければ、過度にママ友の重要度を上げ過ぎなくて済むように思います。