たまたま映画に行きたくなったら、その日がちょうど水曜日。
チケット700円引きでラッキー。
で鑑賞後、原作を読みたくなり下の本屋さんにて、映画で浮いた700円で原作本を買ってしまう。
買い物上手なのかそうじゃないのか(笑)。
本好きが映画に行くとこうなります。
観に行ったのは、実話を元に作られた映画「ディア・ファミリー」。
舞台が愛知県ということもあり、心の片隅でずっと気になっていました!
心臓の難病を患う次女の命を救うために、知識ゼロから人工心臓の開発に乗り出す夫婦の物語です。
受け入れ難い事実を突きつけられた時、どれだけその運命を呪ったとしても最終的には受け入れる道を選ぶのか、可能性を模索して運命に抗い続ける道を選ぶのか。
主人公の父親のように「決して諦めない」そんな情熱を持ち続けられるのか、私には正直自信がありません。
ここには「人の命の尊さ」という、何よりも大事なテーマが込められているので、軽はずみなことは言えませんが、
・絶対に諦めない情熱が、想像もし得ない景色を見せてくれることがあるのだということ
・人は、人のために突き動かされ、その情熱を感じ取った誰かがまた突き動かされていくのだということ
を、実話であるからこそ説得力を持って学び取ることができました。
そしてもう一つ。
やっぱり「奇跡を引き寄せる人柄」ってあるんだなと。
本ではより詳しく、父親のモデルである筒井宣政さんの人柄と生き様が書かれていて「筒井さんだからこそできた」と関係者の方がおっしゃっています。
この男は自分の目標を持っているが故に鈍感であり、無知であっも、ただひたすらに目標に向かって挑戦している。
そしてやれることをやるのではなく、やらなければならないことをやるのが重要なのだ(中略)。
引用:「アトムの心臓 ディア・ファミリー 23年間の記録」著:清武英利